2010年3月25日木曜日

名刺は変われど



先週の金曜日、6年振りにデザイナーのNさんの号令で、
当時、同じプロダクションにいたデザイナーが集まることになった。


と言っても、私はそのプロダクションから
お仕事をいただいていた立場だったのに、
優しいNさんの心遣いで(笑)仲間に加えてもらったのだ。


少し遅れて焦ってお店に入った私は、
目の前に座っていた男の子に「お久しぶり!」と挨拶したが、
Nさんが、「その人は、初対面ですヨ...」と
いきなりツッコミを入れられた...(^ ^;)


6年前に一度会ったきりなので、
全員の顔をハッキリと憶えていなかったのだが、
当時の名刺は今でもしっかり取ってある。


今回は、皆それぞれ名刺が異なっていた。
それは、それぞれの時間の流れを感じる部分でもあった。


ずっとそのまま同じプロダクションで頑張っているKさんもいた。
今回は、特別予算をかけて作成した“幻の名刺”をいただいた。
そして彼は、私が6年前にした「す。」の話を憶えていて、
それを実行していると言ってくれた。
ちょっぴり嬉しかった。


Nさんもやはり6年前の「す。」の話を憶えていてくれて、
今ではそれが進化して、さまざまなアプローチを試みているらしい。
「トイレットペーパー?作品」や「海外行方不明?事件」等、
とっても印象に残るエピソードもたくさん聞けた(笑)。


※「す。」の話(参考:Dot. Clearance Card  2008 Grow upの5番目)




現在、Nさんと同じプロダクションにいるYoさんは、
私は完全に顔を憶えておらず、
その日、再会するまで、ずっと女性だと思っていた(笑)。
26歳と一番若かったが、
とても雰囲気のいいオーラを醸し出していた。


映像関係で頑張っているYaさんは、
やはりお顔はよく憶えていなかったけど、
6年前にもらった名刺の肩書きが、
「ファイヤーデザイナー」だったのを思い出した。
それからいくつか賞を取られたりして、
結構大手から採用の話もあったみたいで、
さすが自分で「ファイヤー」を
名のるだけのことはあるな(笑)と改めて思った。


同じく映像が得意なSさんは、
実は私が6年前、体を壊して緊急入院してしまったとき、
ちょっとまとまった大きい仕事の続きを引き受けてくれた。
今回は、あのときのお礼を、直接言いたかったので、
会えて本当に良かった。
最後に盛り上がって、お店の人が準備してくれた
ワサビ入りおにぎりのロシアンルーレットで、
見事、引き当てて、ずっと悶えていた(笑)。


今回、初対面だったKさんは、
独特のゆる〜い雰囲気で、面白い持論を展開していた。
Sさんと大激論していたが、私は嫌いなタイプではない(笑)。
私の先輩デザイナーに感じがとても似ていて、
「だらだら過ごしたい...(笑)」とずっと言っていた。


そして6年前に、この個性ある若者達をまとめていたYsさんとは、
直接会ってお話したことは、あまり無かったのだけれど、
最近はメル友で、ときどきお話させてもらっていた。
偶然にも私の知り合いの広告代理店に勤められていた。
大先輩なので、ずっとご活躍されていることが、
私のモチベーションにも繋がっていく。


私は今まで、あまり若い同僚がいる現場にいたことがなかったので、
今回は、さも自分もその同じプロダクションで
一緒に仕事していたみたいな感じを経験させてもらい、
とっても楽しかった。


Nさん、本当にありがとうございました。
またいつか集まれる日を楽しみにしています。


そのとき私は、クルマの営業をしているかも知れませんが...(笑)。


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2010年3月13日土曜日

ダイジョウブ



光の速さで飛び交う情報に、
惑わされることなく
地べたを這いまわる。


頼りになるものは、
ステアリング、シート、ペダルから
直に体へ伝わってくる
確かな接地感とリアルなテンション。


その“感触”を忘れない間は、
まだ、ダイジョウブ...



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2010年3月9日火曜日

開運とらTシャツ



昨年末から年初めにかけて、
あるパンフレットのプレゼンに参加した。

制作時間はあまり無かったが、営業の方をはじめ制作担当の方、
私を含めて4人で、何度も打合せを重ね、様々な案を考えて、
納得のいくモノができあがった。



年が明けて一発目のプレゼン...
クライアントの反応も良かったので、
皆「よし、イケル!」と手応えを感じていたが、
結果は、最後までは残ったが不採用だった...(ToT)


何か今年はスタートにつまずいた感じになって、
数日間、引きずっていたとき、
机の隅に置いてあった、
6年くらい前に知り合ったデザイナーのNさんから届いた
年賀状が目に止まった。


そこには、「クロオビ オリジナル“開運”とらTシャツ プレゼント!」と
書いてあった。

「限定3名様」となっていたが、その日がちょうど〆切だったので、
これはもう、この「“開運”とらTシャツ」で、
プレゼンの悪夢を払拭するしかない!!(笑)と
急いでメールで応募した。


そして数日後、
なんと「当選しました」というメールが返ってきた!!...o(^o^)o
「ヤッタ!!」まだ今年の運は無くなったワケじゃない...と
ひとり事務所で静かにほくそ笑んでいた。


そしてさらに数日後、そのTシャツが届いた。


クロオビをしたそのトラ(ネコ)?は、
独特のゆる〜いイイ感じのムードを醸し出していた。


ちゃんとオリジナルの“のし”まで付いており、
Tシャツは事前にサイズはもちろん、
20色のカラーが選べるようになっていた。


このご時世に、ここまでこだわる
「クロオビ“開運”とらTシャツ」おそるべし...(笑)





デザイナーのNさんと会ったのは、
共通の知り合いのデザイナーさんの集まりみたいなのがあって、
そのときに名刺交換をしたのが初めてだった。


そのとき、たくさんの若いデザイナーさんと名刺交換をしたが、
特に印象に残った人が二人いた。


その一人がNさんだった。


ちょうどその頃にDot. Clearance Cardを始めたばかりだったので、
私は、迷わずその二人に送ることにした。


かなり一方的に、しかも意味不明なハガキを延々と送られて、
受取る方は迷惑だったかも知れないけど(苦笑)、

「大変な仕事だけど、お互いに頑張っていきましょう」
みたいなメセージを込めて送っていた。


その時Nさんは、わざわざメールで、そのハガキの感想を送ってくれた。


その後、一度偶然出会ってからは、
ずっとご無沙汰していたが、

新聞で取り上げられていた広告賞の
広告制作者の中にNさんの名前を見つけて、
「おっ、いい仕事しているな! オレも頑張らなきゃ...」と
触発されつつ、ちょっと嬉しくなった。


なかなかデザイナー同士が
ゆっくり会って語り合うことは難しいけど、
同じ時代に、同じ地域で、
同じ広告という仕事に携わっているということに
私はこれからも敬意を表していきたいと思う。


また機会があれば、Nさんと「す。」の話(憶えているかな?)の
続きをできればと思います...(^_-)
※「す。」の話(参考:Dot. Clearance Card  2008 Grow upの5番目)


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2010年3月3日水曜日

連動する現在、過去、未来...



今日は、夕方から夜にかけて時間が空いたので、
急遽、DoT. Clearance Cardの撮影を決行した。


撮影するイメージは事前にロケハンも兼ねて、
構図だけは決めていたので問題は無かったが、
セリカが動いているシーンを撮りたかったので、
ドライバーが必要だった。


今回、幸いにも、私の人生の中で唯一“後輩”と呼べる(^ ^;)
Hiroshi.Kクンが時間を合わせて協力してくれた。
(本当にありがとうございました)


このHiroshi.Kクンとは20年近い付き合いで、
当時、私が勤めていた会社に新卒で入社してきたのがきっかけだった。


ちょうど私はグラフィックデザイナーになるために
その会社を辞めようとしていた時期で、
私が担当していた取引先の引き継ぎを
Hiroshi.Kクンにすることになった。


営業車は、私のセリカXXだったので、
引き継ぎの間は、よくHiroshi.Kクンに運転してもらっていた。
(今のセリカも、私以外にステアリングを委ねるのは、
クルマの運転を教わっている友人とHiroshi.Kクンの二人だけ)


そしてたった一年だったけど、同じ会社に身を置き、
お互いにクルマ好きなのもあって、いろいろなことを語り合った。


最初に会ったときから、
「コイツは他の新人と違う」と感じていたので、
引き継ぎのとき、余計な先入観を与えないために、
「あの上司はこうだから...」とかくだらない情報等は一切言わず、
必要なことだけを伝え、放任主義を貫いた。
(実際は、私より実力がはるかに上だから何も言えなかったダケ...^ ^;)


そんな私なのに、それから後もずっと公私ともに付き合ってもらい、
現在に至る...


実はその会社で出会う前に、Hiroshi.Kクンのお母さんとは、
ほぼ毎日クルマですれ違っていた。


そのクルマを運転していた人が知り合いだったのだが、
その人と同じ会社に勤められていたお母さんは、
いつもそのクルマに乗せてもらって出勤されていた。


それで、いつもだいたい同じ場所ですれ違っていて、
その度にお互いパッシング(ヘッドライトをピカピカと点灯)
するのが日課だった。


当時の私のクルマは、FRのブルーバードSSSターボ。
そしてその知り合いが乗っていたのが、FRのセリカだった。


私は、そのセリカがリトラクタブルヘッドライトを上げて
パッシングしてくるのがカッコよくて、
毎朝すれ違うのがとっても楽しみだった。


その横には、いつも優しく微笑む
Hiroshi.Kクンのお母さんの姿があった。


あれから、もう25年近く経つけど、
私がセリカを好きになった原点はそこにある。



フェンスの上に細い光の線が見えるのは、
飛行機が着陸しているものです。
もう少し飛行機が高い位置で撮れば良かったのだけれど、
いきなり現れたので、焦ってしまいました...(^ ^;)


何か違和感のある「豚玉次郎」(笑)


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