実は打ちっ放しは、道具を揃える前(まだ全部揃ってないケド...)に、
もらったドライバーでデビューを果たしていたのだが、
自分で選んだ道具があると、つい無性に打ちたくなるので、
平日の夕方とか時間が空いたらソッコーで行っていた。
平日の午後4時頃だと打席が空いていて、
人の目を気にしなくていいと思っていたら、
主に60歳前後のゴルファーが、
一つ飛ばしくらいで打席を埋めていた。
もちろん、両隣に人がいない打席を選んだが、
見た目も技術も若々しい(?)私の存在は、
少々浮いていたみたいだ。
多少の知識と自己流のやり方なので、
できるだけ目立たないように、声をかけられないようにと
地味に#7アイアンから始めた。
30分くらい打っていると、私の右側から視線を感じるようになった。
その先には、左打ちの(やはり50歳台後半の)おじさんがいた。
かれこれ1時間を経過したとき、そのおじさんがついに話しかけてきた。
「ああ、ついにきたか...」と思った矢先、そのおじさんは開口一番に、
「その茶色のズボン、どこで買ったの?」と言った。
私:「ハッ?..」
おじさん:「いや〜、ずっと前からそういう茶色のズボン
探していたんだけど見つからなくて...」
私:「ぁ、あ〜これはRight-onで買ったんですよ... Levi'sです」
おじさん:「よし、今度買いにいってみよう!」
私:「あ〜でもこれ実は冬物なんですよ。
だから今はこの色ないかも知れませんよ」
おじさん:「よし、秋に買いにいこう!!」
このおじさんは、私のスイングを見ていたのではなく、
ずっとズボンを見ていたのか...^ ^;
と油断していたら、今度は私の背後から声がかかった。
振り返ると60歳台のおじいさんだった。
その方は、「背筋はこう...」と
すごく丁寧にスイングの仕方を教えてくださった。
その後、操り人形のようにぎこちないグリップとスイングに改変され、
ずっと見ておられるので、“ソレ”をしないワケにはいかず、
私の打球はとっ散らかっていった...orz
私は若い頃にバイク事故を2度やっており、
1回目の事故で左足の皿を割り、
2回目の事故で右手の小指を骨折してしまい、
通常のゴルフグリップをすると小指のダメージが大きく、
左足も思うように動かせないという現実がある。
だからそれをかばいつつ、上手く打てるようにするには、
どうしても一般論と同じようにはできないところもある。
ただ、“無料”で様々な理論やフォームを教えてくださる
先輩ゴルファーの皆様には、本当に心から感謝しております。